ごあいさつ

 社会福法人滴々会は、かつて多くの若者達が平和を信じながら、その命を散華すべく飛び立った地に、平成十年十一月に高齢者総合福祉施設音野舎として事業を開始しました。

 戦中・戦後ご苦労されながら家族や社会を安全と安らぎに導き、そして世代は変わりこんにちの平和の地知覧に建設できましたことは、人と人の絆を音野舎の使命として担うべきと考えております。

 現在、当法人では特別養護老人ホームを中核に八事業所の運営をしています。全事業所『ご利用者様・ご家族の皆様との心のふれあい』を務めとして、安全・安心の介護サービスが受けられるように、またご利用者様が無理なく自然な余生を過ごされるように『真心のサービス』の提供に努めてまいります。

 少子高齢化を含め社会の変遷に翻弄されながら私たち法人の役割も様変わりしますが、地域の方々との交流を通して地域社会に貢献することに喜びを見出し、福祉の向上に寄与してまいります。

社会福法人 滴々会
理事長・施設長  山 内 知 枝 

「滴々会」の由来

天の水が深山にしみ入り、ながいながい年月を経ながら岩間に滴る水は、一滴一滴、地上の万物に生命の息吹を伝えます。

滴(しずく)は、互いに寄り集まって清流となり川となって、触れるものすべてを育みながら流れて行きます。人の愛もこの滴のように一人一人の心の中から湧き、流れて行きます。

私たちは、この自己の愛を自覚し、その愛を心貧しい人に、病める人に、老いた人に、やがて命終える人に、また命ある全てのものに伝えていかねばなりません。

それは、私たちの素直で明るくあたたかい心からの行動となって伝えられていくべきものと信じます。

小さな美しい水滴に倣って『滴々会』と命名いたしました。

「音野舎」の由来

この地は、第二次世界大戦の終末、沖縄特攻作戦により多くの若者たちが平和を信じながらその命を散華すべく飛び立って行った最後の場所です。

今では「夢たがい観音」を奉る平和観音堂が建立され、「平和への発信地」として全世界への呼びかけの一端を担い、また平成四年には「平和を語り継ぐ町」を宣言し、この地が平和への主役であることはいうまでもありません。

現在、新市街地として変貌しつつありますが、この地に立ちますと広い野原(飛行場跡地)として見え、通り行く風は美しい音律となって聞こえます。

永遠の平和の地の一角を生活の場として、共に暮らす老人方にも安隠の場所となることを念じて『音野舎』と命名いたしました。

法人概要

理念

創造 と「真心のサービス」で、こころ豊かな明日を紡いでいく。

基本方針

社会福祉法人 滴々会は、働く人たちの幸せと成長を基調に「真心のサービス」を旨として利用する人たちの生活を支え、
共に豊かさを実感できるよう、この地域にたくましくかつ優しく存在し続けるものとする。

行動指針

創造性豊かな職員体制で、支援を求めるすべての人達との「心のふれあい」を大切にし、安心してサービスを受けられるよう、
また充実した日々をお過ごしいただけるように、日々「明るく・素直に・あたたかい心」を持ちながら『真心のサービス』の提供に努めるため、下記の指針を実現していく。

1、人が伸び、真剣かつ楽しく働ける場としての環境を整えていく。

2、共に手を携え協働し、あるいは切磋琢磨し自己を高めあい資質の向上を喜びとしていく。

3、傾聴の技術を養い、寛容と真心をもって、清潔で明るくさわやかな接遇を心がけ、支援を要する人達の生活満足度を高めていく。

4、魅力的で競争力のある施設として成長しつつ、「安寧の舎(いえ)」として、地域と共に歩み続けていけるよう使命をはたしていく。

                     社会福祉法人滴々会 行動計画
   
職業生活と家庭生活との両立に資する雇用環境の整備をするために次の
行動計画を策定する。

 計画期間: 2022年6月1日~2025年3月31日

 目標:有給休暇取得率を今の有給休暇取得率 37.9%より 7%増えるようにする。

 取組内容
  2022年 6月~有休休暇取得率 38%未満の人を抽出する。抽出した人対して有給取得をするよう働きかける。
  2022年 11月~半年に1回、有給取得率をチェックする。
  2023年 1月~3ヶ月間で抽出し達成できるよう働きかける。
  2023年  3月~取得達成しているかを確認する。
  2023年  4月~令和4年度の有給取得率 42%未満の人を抽出する。
  2023年 10月~前年と同様半年間分の取得率をチェックする。
  2024年  1月~3ヶ月間で抽出し達成できるよう働きかける。
  2024年  3月~取得達成しているかを確認する。
  2024年  4月~令和5年度の有給取得率 45%未満の人を抽出する。
  2024年 10月~前年と同様半年間分の取得率をチェックする。
  2025年  1月~3ヶ月間で抽出し達成できるよう働きかける。
  2025年  3月~取得達成率しているかを確認する。

沿革

平成10年11月1日    特別養護老人ホーム音野舎及び併設事業の事業開始

・特別養護老人ホーム音野舎(入居定員50人)

      同
・ショートスティ(定員15人)
・ケアハウス音野舎(入居定員20人)
・デイサービスセンター音野舎(E型=認知症対応型)
・在宅介護支援センター音野舎(知覧町より受託) → H21年4月より休止

平成11年4月1日     ヘルパーステーション音野舎の事業開始

平成11年10月1日    ケアプランセンター(指定居宅介護支援事業所)音野舎の事業開始

平成12年4月1日     介護保険制度施行により各事業の呼称変更

・介護老人福祉施設音野舎
・短期入所生活介護事業所音野舎
・通所介護事業所音野舎(H24年4月現在、利用定員30人)
・訪問介護事業所音野舎

平成14年1月4日     訪問看護ステーション音野舎の事業開始

平成19年6月1日     認知症対応型共同生活介護(グループホーム)音野舎の事業開始(入居定員9人)

平成23年4月1日     小規模多機能ホーム音野舎の事業開始(登録定員29人、通い18人、宿泊6人)

平成26年4月1日     認知症対応型共同生活介護(グループホーム)音野舎Ⅱの事業開始(入居定員9人)

平成30年5月31日    社会福祉法人 滴々会 理事長に、施設長山内知枝が就任

平成30年9月1日     小規模多機能ホーム音野舎が3床増床(登録定員29人、通い18人、宿泊9人)

平成31年3月31日    訪問看護ステーション 休止

令和3年11月1日     小規模多機能ホーム音野舎を看護小規模多機能ホーム音野舎へ転用